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この事件、私は深く憂慮します。 第1に、もはや時は、21世紀である。男女はあくまで平等である。 第2に、日本特有の組織の隠蔽体質があったゆえに、被害者を更に苦しめたこと。 第3に、被害者は何を求めているかということを真剣に考えねばならない。それは、人として持つ尊厳を重大に侵害されたことである。可児市民は、この事件をとおして、この地に本当に人権の尊重があるのかということを試されている。彼女のように、不当なことに対して、勇気をだしてNOといえる人々になりたい。 第4に、加害者男性に対して、お願いしたい。あなたにも、家族、息子・娘・お孫さんがいることでしょう。あなただけでなく、家族全員の名誉がかかっていることを自覚してください。懇願します。あなたにも名誉があるならば、堂々と被害者に対して、謝罪してください。被害者女性は、けしてあなたに、金銭など要求しないと思います。求めているのは、奪われた、自身の尊厳や人権なのです。 今からでも、決して遅くありません。名誉ある謝罪をおこなってください。 第5に、この事件で、いまや可児市に隣人愛があるかどうかも試されている。 被害者女性は、むろんのこと、私は、加害者男性の家族のことを心配します。お孫さんが必ずいる。さぞかし、心を痛めていることでしょう。 双方の方々に言いたい。このまま、平行線でいけば、互いに憎悪がぶつかりあい、抜き差しならぬ、住民対立へと火がつくおそれがある。 人は、非難することは、たやすくできる。いとも簡単に、ただ中傷するだけだからである。しかし、許すことは、何倍ものエネルギーがいる。 子どもたちのことを、皆さんに真剣に考えてほしい。双方の家族の子ども達を皆で、優しく守っていこうではありませんか。 彼等には、罪はない。なんの罪もないのだから。
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